私は、中学1年の夏休みに父親をガンで亡くした。今年の夏、実家の兵庫で23回忌の法事を行った。子供の頃の父親の記憶は、「いつも怒られていた」事で、父親が亡くなっても、「これで怒られなくなる!」という思いが強かった。

しかし、自分に子供が出来、私が子供を愛している様に、父親も自分を愛してくれた事が、ようやく判った!
大好きな父親が亡くなり、悲しさを紛らわす為に、「父親が嫌いだ。亡くなって良かった。」と、自分の心を閉ざして来たのだと思う。

父は昭和12年生まれで43才で亡くなったが、畳店さんを回って、亡き父と同年代のお父さん方と話す機会も多く、「生きていればこんな感じで頑固かな(笑)」と思うときもある。

自分の子供達には、出来るだけ怒らない様にしよう!と思っているが、ついつい大きな声で怒ってしまう。でも、一杯遊んで、抱きしめてあげる事を心がけている。